終業式に 校長講話

  東北関東大震災、それに続く原子力発電所の事故。地震や津波による死者や行方不明の方は、25500人と言われていますし、避難所にいる方は38万人と報道されています。
 亡くなられた方に心からお悔やみを申し上げますと同時に、一人でも多くの方の無事が確認されることを願います。
 
 学校のある舞鶴も、地震や津波の危険は常にありますし、学校は、高浜原子力発電所から10K圏内にあります。万一事故が起これば、全員避難しなければならない範囲です。そういう意味でも、東北で起こったことは、決して他人事ではありません。

 東北では私たちと同じように、終業式を迎えようとしていた多くの高校が、被災しました。建物は無事であっても、学校は避難所です。
 自分の家が流されたり、家族が犠牲になっている方も、避難所にいる人々のために懸命に働いておられる役場の方や警察官消防署員、そして医者や看護師、更には、原子力発電所の放射能の中で被爆しながらも懸命に闘っている50人の作業員の方々に、本当に頭が下がります。
 そうした方々に困難を乗り越える勇気と明日への希望を持ち続けられるようみんなで関心を持ち続けること。

 愛の反対は、憎しみではありません。愛の反対は無関心です。とマザーテレサがいっています。

 諸外国からの救援やお見舞いが寄せられ、そこには、各国の国民の気持ちが「被災者と「共にある」との言葉が添えられていることを知りました。
 
 寒い体育館で暖房も食料も不足の中、がんばっておられる被災者の方々のご苦労を、少しでも分かち合い、「私たちにできることは何か」を考え思いをよせ行動することで「共にありたい」と思います。

  さて、今日は1年の締めくくりの終業式
 1年生の人の1年間のまとめを見せてもらいました。
 そこには「入学したとき、本当は不安でいっぱいでした。実際に入ってみて本当に丁寧に教えてもらい、理解する事が出来ているし、入学してよかったです。クラスもみんな優しくて、楽しく毎日が過ごせています。」
「クラスの行事でいろんな人と関わることで、自分をよりオープンになれることが出来ました。
今では仲のいい友だちもできました。この友だちがいたからやってこられたしすごく感謝しています」と書いています。
 がんばった人には、がんばった実りがあります。
 反対に、うまくいかなかった人もあるでしょう」
「もっと自分に厳しくしていかなければならない。甘い自分を捨てようと思う」
「初心を忘れず2年生を頑張りたいと思います」
「将来の夢を見つけ、それに向かって頑張っていきたい」
 
  2年生の人は、先日の朝礼でも紹介したとおり、本当に成長しました。震災に対しても、16日には、西舞鶴駅でも募金に立ってくれました。そんな君たちを私は、誇りに思います。
 どこに行こうと「自分で考え、自ら行動する。」このことが、一番求められています。
 来年の今頃は卒業です。
 3年生が、「日星高校でよかった」と卒業していってくれました。
 ここにいる全員が、日星でよかったといえる学校生活を送ってほしい。
 この1年をふりかえり、より高い自分に向かって努力していってほしいと願います。
 君たちはできる。自信をもって次のステージへ進みましょう。