2年生100名、3年生73名 そして専攻科4年24名 5年23名 で新学期がスタートです。

明日入学式を迎える1年生106名を合わせて 高校279名、専攻科47名 総計 326名での2011年度のスタートです。

はじめに震災の犠牲者被災者への祈りから そして30秒の黙祷

講堂に集まった全員の心が、ひとつになりシーンとした静寂を共有しました。祈りのもつ力のすごさ、人間のもっている共感性のすばらしさを感じることができました。引き続いての校長講話も真剣に聴き、これまでにない新学年のスタートを切ることが出来ました。生徒たちの成長と変化を讃えます。

     2011年 1学期 始業式に

私たちにできることから
 東日本大震災には、多くの犠牲者と未曾有の被害をもたらしました。被災地では今も行方不明者の捜索が懸命に続けられています。また、多くの避難所では再生に向けた活動が始まっています。

 被害をうけた学校の先生が、なんにもなくなった教室で「当たり前の学校生活を送れるということが、こんなにありがたく幸せなことか」と語っておられました。また、中学生が、亡くなったクラスメイトのことを思い、「友だちの分まで生きてしっかり勉強したい。早く学校に行きたい。」と話している姿が報道されていました。 
 私たちは、今日 ここに、新学期を始められることに感謝します。

  人には、困っている人悲しんでいる人に共感する心が備わっています。そして、人のために自分の力を使うことが出来ます。そういう存在なんだと思います。 全国の募金が1000億円を超えたと報道されています。
 私たちの40万円もその一部だとうれしくなります。けれど募金と節電で支援が終わったのではありません。

 どうしたら「共にあること」ができるのか、
 私たちの「使命」は何なのか模索し、「できること」をそして「やるべき事」を考えてみましょう。
  
共に困難を乗り越えよう 
 地震、津波、原発の事故を思うと、私たちの日々のくらしが、いかに脆弱で頼りないものであるか、そして私たちが余りに無知であることを思い知らされます。
 政府や電力会社が発表するベクレルやレントゲンと言った放射能の値のどれを信じていいのか私たち大人も分かっていません。不安の裏返しで、我先に水や食料の買い占めに走ってしまいがちです。
 私たちが、くらしの主人公となるためには、しっかりとした判断力が必要です。情報を集め、読み解く力が必要です。そのために必要な事それは勉強です。

 戦争の道具だと思っていた戦車ががれきを片付け、アメリカ兵が、体育館の掃除を高校生といっしょにしていました。航空母艦が、衛生的な避難所の変わりとして役立つことになるかもしれません。「こんなことはできない」と決めつけたりあきらめてきたことはなかったでしょうか。
 
 進学する人は、もっと勉強して、科学や学問を世界の平和と人々の幸せに使ってほしい。仕事をする人は、その仕事を通じて人に役にたつことができます。
 
 看護師さんが、自分も被災をしながらも、病院に残る患者さんのために献身的に働いておられる姿も私たちの鏡です。
 看護科の人たちはそうした苦労があるけれど、他の人にできない看護という仕事で人を助けることが出来ます。国家試験に受かる力をつけることはもちろんですが、何よりも、人間として、心を磨いていってほしいと願います。

  普通科の人もどこの高校を出たか、どこの大学を出たかが問題ではありません。問題は、そこでどのような高校生活を送ってきたかが問題なのです。
 3年生は目の前に進路があります。2年生も1年後の姿です。面接の時にこんな高校時代を送ってきましたと言える3年間5年間であってほしい。その大切なスタートの日が今日です。

 この道は、とても困難な道です。けれど、私たちは一人ぼっちではありません。
 いっしょに歩む多くの仲間がいます。

「先生、こうして進級できるのも、くじけそうになる私を支えてくれた友だちのおかげ」と明るく語ってくれた人、「友だちに教えることで自分の勉強になっている」と笑顔で語ってくれた2年生の笑顔もまた素敵です。

 私たちを勇気づけ希望を持たせ、心を豊かにしてくれるスポーツや音楽。そうした活動ができる場所、みんなでつくりあげる場所、それが高校です。
 みなさん自身の力で、充実した高校生活を送ってほしいと願っています。

 この3月に選抜高校野球大会が行われていました。本校の野球部も春休みに四国へ遠征にいって技を磨き甲子園を目指しています。
 22日の開会式に創始学園主将 野山選手が心にしみる選手宣誓をしていました。今一度、みんなでみたいと思います。

 http://www.youtube.com/watch?v=mDfhZMLlDzo&feature=related

 野山くんは、宣誓の中で、「一生懸命にプレーすることが今できること」と語っていました。では、みなさん一人一人にとって「今できることは何なのか」
「高校生としてなすべき事は何なのか」を考えてほしい。そして目標の中に是非いれて頑張ってほしいと願います。

 「がんばれ日本、がんばれ日星」