5日夜、NHKの特集で地球のステージの閖上地区にある閖上中学校の生徒たちの記録が放映さえていました。「みんな一人じゃないんだよ!」

3月12日の中学校の周りは、海。壊れた家々のがれきでいっぱい。

山手の小学校を借りて行われた少し遅れた終業式。
体育館で車座になってのHR、渡される通知表、渡されずに残った通知表が7通。
2年生55名のうち7名が津波で流されなくなったことが先生から報告されます。
「決して一人じゃないんだ!」
「亡くなった友だちの分も生きてほしい。恥ずかしくないよう一生懸命に生きてほしい。」との先生の涙のメッセージ。
祖父と祖母を亡くし、友だち7人全員の遺体とお別れした女の子は
「何かで読んだんだけれど、苦難はそれに打ち勝つ人にしかやってこない」と
語ります。
目の前で祖父と祖母を流された男の子。バスケ部の仲間が支えます。
エースのピッチャーを亡くしたチームのみんなのがんばり。
つらいことを越えて一生懸命に生きようとする中学生、応援するお母さん方の姿がそこにありました。困難の中。同じ思いをかみしめた人たちは、いつか支え合うようになっていました。

「友だちも、家族も、生きてそこにいることは、決してあたりまえのことじゃない。」
の言葉が心に強く響きました。

 

私が訊ねた8月の閖上中学校は、ひっそりとしていました。
扉がなくなった通路の奧にはグランドの船が残されたままでした。
そして正門そばの「希望の松」も一本は枯れていましたが
残りは元気に育っていました。