終業式校長講話
 おはようございます。
1学期の締めくくりにあたって「思い」についてお話をします。
 1年生は、高校生活のスタートの学期、うまくいったでしょうか。
 みなさん一人一人の胸の中にある「思い」
 それは不安であったり希望であったりします。その思いを知ることで互いに思いやり、夢を応援したいという気持ちになりました。
 学期の終わりにあたり「高校にきて成長したこと」を書いてもらいました。
 
 中学校の時に不登校だった男子生徒は、次のように書いてくれています。「最近、人を許せるようになってきたし、なんか人を理解できるようになってきた気がする。あと毎日学校に行っているというのが一番の進歩だと
思います。たぶん日星高校にきていなかったらまだ僕は中学校の時と同じで人を許せなくて、学校も行かなくて、勉強もせず、クラブもせずに最低な人生を送っていたと思います。これからはもっともっと勉強してクラブをして誰からも愛される人になりたいです。」
 彼をこのように変えたのは、何よりも彼のがんばりであり、やればできるという自信、そして、支えてくれる友達の存在ではなかったでしょうか。」 また、ある女子生徒は、次のように書いています。
「カトリックの学校ってこともあるけれど、中学校に比べて落ち着いたし、授業にも集中できるようになりました。人の思いを受け止めたり、いっしょに盛り上がりたいなって、少し大人になれた感じがします。」
またある生徒は
「高校に入ってから、将来のことをちゃんと考え始めた。
 学校にちゃんときて、まじめに授業に取り組み、勉強も手をぬかず自分の役割はちゃんとしていけたら絶対夢は叶うと思っています。だからがんばります。」
 こんな風に「自分の思い」を語り、入学の時の思いを高めてきたみなさんをすてきだなって思います。私も日星高校の先生でよかったと思う一学期でした。

 2年生の人は、進路に向き合う1学期ではなかったでしょうか。まだ、自分が何をしたいのかはっきりしていない人も、この夏のインターンシップで自分の力試しをしたり、大学や専門学校のオープンキャンパスに出かけたりすることで、自分の将来と社会をつなげての「思い」を少し見えるものにしていってほしい。ほかでもない自分の人生を生きるのは自分ですし、自分の方向を変えていくのは、「こんな風になりたい」「こうありたい」との一人一人の「思い」なのです。

 3年生の人は、日星高校のリーダーとして学校行事やクラブでがんばりました。
 これまであまり目立たなかった人も体育祭のリーダーとして自分の力を発揮し、クラスをまとめ、団のみんなを引っ張ってくれました。
 「みんなのためにがんばりたい」との一人の思いが重なってクラスの団の学校の力となりました。
「わたしってなかなかやるやん」そうした自信を学校全体の勢いをバネにして、いよいよ進路実現の夏。堂々と乗り越えてほしいと思います。
 この1学期は、体育クラブも文化クラブも活躍しました。高校野球は惜しくも3回戦突破できませんでしたが、選手の思いとスタンドの思いが一つになり、声を張り上げ、祈り、校歌を歌い、日星のみんなを輝かせてくれました。感動をありがとう。
 みなさん一人一人のがんばりが「思い」が、日星高校を変えていきます。 その姿は、確実に外に伝わっています。どうか自信と誇りをもってこの夏を乗り越えていってほしい。
 
 最後にもう一つの思い 
 「東日本大震災を忘れない」という思い。
「わたしたちのできることをしたい」そうした一人一人の思いが、全校の思いとなり、4日間の東北ボランティアを派遣する力となりました。
 被災された人の「思い」を聴いた皆さん。その「思い」を受け止め、私たちのものとなるよう分かち合っていきましょう。
 そうして、私たちの生き方や在り方で証していきたいと思います。
 つらいとき、しんどいときには、このような体育館の避難所で暮らした人たちの、家のない人たちのことを考えてみましょう。
 暑くてクーラーがほしいときには、福島を思い出してほしい。
 わたしたちの身の回りからはじめ、私たちのこの学校が、私たちのこのふるさとがよくなるように互いの力を合わせていきましょう。

 このようにがんばった1学期をみんなの自信とし、2学期には元気な一回り成長した姿をみせてください。

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