復興支援ボランティア報告会 で三人目の報告者は、看護科二年生の河津さんです。

「私たちは、岩手県の大船渡へボランティアに行ってきました。どんな作業なのか、行ってみないとわからない状態でしたが、どんな作業でも自分たちにできることは一生懸命やろうという思いでした。

私たちが行う作業は、Mさんの家の掃除でした。Mさんの家までは津波は届きませんでしたが、地震で被災しました。倒れたものなどを一人で片付けるのは、精神的にもしんどいため、私たちがボランティアに行くことになりました。

最初に、部屋に詰め込んだような山積みの荷物を一つひとつ拭いたり埃を払ったりしました。そして、衣類は衣類、小物は小物として、三部屋に散らばっていた荷物を一部屋にまとめました。
次に、新聞紙に包んだお皿やお椀などの食器類を一つひとつ取り出し、洗ったり拭いたりしました。 M家は、冠婚葬祭のすべてを自宅でしていた事と、被災した近所の家の物をあずかっていたので、食器の数は大量にありました。私たちの前に、外国人のボランティアが入っていたらしいのですが、食器の種類がよく分からなかったのかバラバラで、まとめ直すのがとても大変でした。

家の片づけと並行して、外では家三軒分の敷地の草刈りをしました。途中で雨が降りだし,翌日までかかってしまいました。草刈りの最中、骨が見つかりました。その骨が人骨か動物の骨なのかは、調べないとわかりませんが、震災から一年四ヶ月たっている今も見つかっていない人がいるのは事実です。

すべての作業が終わった時、Mさんは『前のボランティアに来てくれた人はここまでしてくれた、何で今回のボランティアはここまでなの・・・』というようなことを言われましたが、早く片付けたい、時間がないという意味のことを何度も口にされて、あせる気持ちがわかる気がしました。 作業が終わると、『ありがとう』と表情が柔ぎ、気持ちに余裕ができたようで私たちもうれしくなりました。

十数人で2日間のボランティアを行い、Mさんが『一人では何年かかるか・・・』と言っておられた作業が終わり、大勢の力ってすごいと改めて思いました。
またこのような機会があれば、ぜひ行かなければと思っています。

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