前期と後期を合わせて合計21日間に渡る今年度の夏期課外授業が、今日終了しました。受講した進学コースの皆さん、そして前後期8日間でしたが進学を目指す普通コースの皆さん、ご苦労さんでした。この夏の頑張りが皆さん一人ひとりの進路実現に結びつくと良いですね。

ここでは、この夏期課外授業で特に頑張ったTくんの思いを伝えたいと思います。

Tくん、現在普通コースの3年生。この課外授業中、何度か遅刻をすることがありました。顔中汗だくで教室に入って来ました。授業が終わって、” 今日はどうしたの? ” と尋ねると、Tくん「先生大変なんやで…、この暑さの中、学校まで自転車で40分もかかるんや。帰りは坂道が多いので1時間もかかる」・・・それ以後、私は彼に遅れてきた理由を聞くことをやめた。何度か遅れてきたことはあったが、彼はこの課外授業を休むことはなかった。
課外授業が始まった初日、私は彼に” 何を勉強したい?” と尋ねた。しかしその時、中々返事が返ってこなかった。彼は現在近畿大学の工学部を目指している。そのためには数学Ⅱの学習が必須である。しかし、中々学習が進んでいなかった。そこで彼は数学Ⅱのどの部分を学習したら良いのかわからなかったのだろう。” 一番難しいのはどこですか” と尋ねてきた。そこでこの課外授業では、「微分と積分」を一緒に学ぶことにした。前期の課外授業中、微分の部分をほぼ自力で習得していった。もともと数学のできる生徒だったが、その頑張りには驚いた。
お盆の休みが開け、課外授業後半に入った。相変わらず少し遅刻してきた。汗だくの顔で”この休み頑張ったで” と言って彼の自作のノートを見せてくれた。それを見て私はまた驚いた。数学Ⅱの一緒に学習出来ない箇所、三角関数や指数関数・対数関数を自力で学習していたノートだった。
積分もあっという間にその基本をマスターしてしまった・・・

もともと彼は、将来公務員として働きたい思いがあった。入学当初から進学を希望していた。かつては日星に入学して” これで良かったのか” と悩んだときもあったという。しかし、今は心機一転。進路実現に向け、頑張るのみ・・・彼の目は輝いている。