昨日の講堂朝礼時のクリスマスの導入で、校長先生より一通のお便りが紹介されました。今回私たちがクリスマスで東北支援をしようとしている閖上わかば幼稚園の園長先生からのお手紙でした。以下、その全文を紹介します。

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目星高等学校の皆様

紅葉の秋、皆様お元気でお過ごしでしょうか。一学年の皆さんには「共に生きる」授業で大変お世話になりました。手紙も拝見しましたよ。本当にありがとうございます。今回、校長発生から全生徒さんに閖上(ゆりあげ)わかば幼稚園の紹介をして頂けるという事をお聞きし、とても感激しています。

わかば幼稚園は、56年間、ずっと閑上の町に根付いてきた幼稚園でした。地元にたった一つの幼稚園で、そのまま同じ小学校、中学校と進学していました。町のほとんどの方が卒園児といっていいくらい。親子3代で通われたご家族もいらっしやいました。だから、町の方達の絆もすごく強かった。今回の震災で町の何もかもが一瞬で消えてガレキの山になり、毎日挨拶を交わしていた方達がたくさん犠牲になりました。幼稚園も全壊、4人の園児とそのご家族、先生1人が亡くなりまた。又、生かされた方々も耐えられない悲しみや苦しみを味わっています。そんな時に支えになったのが、たくさんの方からの温かいお言葉や励ましでした。だから、私達は今日まで必死に生きていこうと頑張れました。幼稚園の子供達もそれぞれ避難先の小学校や幼稚園と離れ離れになってしまいました。時々、みんなに集まってもらい、いろんなイベントをして絆を深めてきました。そんな時「金スマ」のスタッフさんやミンミさんとお会いしました。「力になりたい、何かできないかと。ミンミさんは震災後、妊娠中の体で何度も閑上に足を運び、幼稚園跡地でも歌って下さいました。被災して何も残っていない写真やデータを泊まり込みで一軒一軒集めに周り、何もない事務所で全部準備して下さったスタッフさん、犠牲になった園児や先生のお宅にも伺い、手を合わせて下さったプロデューサーさん、子供達の名前を覚えて歌詞を作り、保育士さんのように優しかったミンミさん、当日はわかば幼稚園そのものが再現されていました。まさしく、思い出が甦っていたのす。こういった方々の思い、そして、何度も閑上にきて支援を続けていらっしやる水嶋校長先生はじめ、目星高校の皆さんの思い、本当に心から感謝しております。

今、わかば幼稚園は仮設の事務所を借りて再建の為に力を尽くしております。閖上の方達が集まれる場所を作ろう、子供達の光の場所になろうと。まだ閑上は危険で建物が建てられないので安全な所を借りて幼稚園を建てる為にたくさんの資金を集めています。それこそ何もない一からのスタートです。昨年は子ども達の絵をカレンダーにして基金を募りました。今年は、ポストカードとステッカーでこれから基金を募ろうと製作中です。ポストカードの写真は、元園児の兄弟が跡形もなくなった自宅に「ひまわり」を植えてその成長を見ている姿です。その後ろ姿は真っ直ぐ前向き、未来を見ているように感じました。この子達の未来を私達が創らなければと思いました。カードが一人でも多くの方に届いてこの思いを伝えられたらどんなにすばらしいでしょう。お願いがございます。どうか、皆さんのお力を貸していただけません。遠く離れた場所でも被災地を応援しようと思って下さる皆さん、いつまでも忘れず見守って下さる皆さんが、私達の希望の力になっていす。皆様のご協力よろしくお願い致します。
閑上わかば幼稚園 菊地 富紀子

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あの日あの時から、月日が経つにつれ、その関心が薄れつつあると言われます。「私たちは3.11を忘れません」・「つながろう東北と」を合言葉にして、生徒会はそして私たちは支援と関心を持ち続けていきます。支援の形はさまざまですが、「未来の子供達のために」は、特に大切であると考えています。

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