菊池園長先生のお手紙の続きです。長いですがぜひ読んでください。

「全国の方からのご支援や励ましのお手紙もとてもありがたいものでした。自分が一番弱っているときに手を差し伸べてくれる人の温かい心、慰めなど何も言わなくても手を握ってただ一緒に泣いてくれる人の優しさ、被災した人の気持ちは被災者じやないとわからない?確かにその人の気持ちすべてはわからないかもしれません、それは被災した人達も同じ、みんな状況が違いますから。でも、話を聞いてあげることはできるはず、自分だったらと考える事はできますよね。
人に寄り添う事って、そういうことだと私は思っています。
 よく、被災地の方は強い、弱音を吐かないと言われます。いえ、いえ、人間はそんなに強くないですよね。被災地の方はこんなに辛いのは自分だけではない、どこもかしこもそういう人だらけ、みんな同じ「辛い」思いを共感していました。「負けないで、諦めないで、頑張って生きていこう」って思えるのは、人からの温かい気持ちやちょっとした励ましだったりするんです。その受けた感動がやる気と奮起を駆り立て、生きる目的、自分の夢を見い出すことに繋がっているんですよ。
 どんなに些細な事でもいい、生きていくには一筋の希望の光、支えとなるものがないと前に向かって進めないと実感しています。私にとってたった一つの希望、支えは、わかば幼稚園を再建させること。町を失った人達のコミュニティの場、安らぎの場として、犠牲になった方々の「生きた証」として、子ども達が笑顔で伸び伸びと遊べる幼稚園をつくりたい。それが、今の私の夢です。
 皆さんの夢はなんですか?私は、もう50も過ぎたおばさんです。それでも、夢は持ち続けますよ。夢を持つことは誰でも自由ですからね。私の好きな言葉ですが、「信じる力は夢をかなえる力、願いはかならず花開く」。これは、震災後にふと目に入って私の心を震わせた言葉です。夢を願い続けよう、自分を信じようと思いました。叶わない夢で終わっても失望するのではなく、それに向けて自分がどこまで頑張ったか、悔いのない生き方をしたいと思っています。それが、犠牲になった園児達や先生への礼儀であると。「懸命に生きる」ことが、生かされた私達の使命だと思っています。 
 「ともに生きる」、すごく難しくて奥が深い言葉です。答えは一つじやないかもしれませんね。自分なりに、自分らしく。皆さんのこれからの人生に幸多かれと願い、お礼のお手紙と致します。長くなりまして申し訳ございません。最後まで読んで頂いてありがとうございます。
 では、「ともにがんばりましょう。」 (閖上わかば幼稚園 菊池富紀子)

本校のクリスマス募金は、このわかば幼稚園再建のための支援のお手伝いができればと考えています。15日に3名の生徒が、菊池園長先生にお会いし、直接、折り鶴と募金を届けます。

以下のYoutubeに7分間のニュース ソーラン節を踊る子供たちの姿が紹介されています。

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=d2kSvwTD_c0