卒業式 式 辞

寒さの中にも春を感じる日となりました。

ここに、卒業証書授与式を挙行するにあたり、多くのご来賓と保護者の皆様に御臨席賜りましたこと、高段からではありますが、厚く御礼申し上げます。(礼)
併せて舞鶴市、病院、施設など、また中学校の皆様からご支援を賜っておりますことに感謝申し上げます。(礼)
さて、高等学校の全課程を修了された卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんにとってこの3年間、5年間はどのような高校生活だったでしょうか。
先日、数名の人にインタビューしましたが、「日星に来てよかった」と多くの皆さんが答えてくれました。
勉強はもちろん部活での思い出、そしてかけがえのない友だちができたことを語ってくれました。私からも称賛の言葉を贈ります。

看護科の皆さんは、五年間看護の知識や技術はもとより「看護の心」を育んできました。
四月からは、もう一人前の看護師さん。
神様からいただいた「命に触れさせていただく」という謙虚な気持ちを忘れないでください。
「国家試験頑張ってきました。いろんな人の支えに感謝しています。」「五年間は長かったけれど、この仲間や先生と出会ったことが宝物です。」と笑顔で今日の日を迎えました。

普通コースの皆さんは、非常に落ち着いた学校生活を送り、その成果が希望の進路実現につながりました。
コミュニケーション授業で聖母幼稚園との交流や高齢者との関わり、仲間で支え合い学び合った協働学習で確かな力をつけてきました。
そして何よりも、自分たちの手で学校行事を成功させようと、体育祭文化祭はもちろん入学式やオープンスクールでも「生徒が主体」の日星高校の新しい姿をみせてくれました。
部活でも、野球部の活躍を始め、チアリーディング部や軽音・吹奏楽部など、「舞鶴を元気に」と積極的な地域貢献をはたしています。

進学コースの皆さんは、土曜日や放課後の自主学習、長期休みの課外など、最後まで本当によくがんばりました。そうしたひたむきな努力が、みなさんの夢を確かなものに変えました。

看護科三年で修了する三名の人も、「看護とは変わったけれど、新しい夢に向かって頑張ります」と大学や医療職へ新しい道を歩みます。

さて、今年は、東日本大震災から丁度三年目を迎えようとしています。皆さんの三年間は、被災地とつながり生き方を問い直した三年間でもありました。
生徒会を中心に、「自分たちにできることは何か」を考え「共にありたい」と行動してきました。三年目になった「愛と祈りのクリスマス」や東北でのボランティア。
台風十八号で浸水被害にあった魚屋大森地区へのボランティアには、三年生みんなで取り組みました。「先生、人の役にたてるって気持ちいいですね」って言ってくれた泥だらけの笑顔は素敵でした。
こうした活動を通して、家族や家があることのありがさ、学校に通えること友だちがいることの喜びと感謝の気持ちを強く感じてきました。
初めに朗読した聖書の一節
一つの部分が苦しめば全ての部分が共に苦しみ
一つの部分が尊ばれれば、全ての部分が共に喜ぶのです。
身体同様、私たちもまた、つながっています。
これからも、苦しみも喜びも分かち合い、キリストに倣い「喜んで人のために」を実践できる人であって欲しいと願います。

後になりましたが、保護者の皆様にお祝とお札を申し上げます。
本日はお子様のご卒業おめでとうございます。 私たち教職員は、皆様のご期待に十分応えられたとは思っておりません。にもかかわらず、皆様の物心両面にわたる多大なご支援、ご協力を賜り、本当にありがとうございました。(礼)
生徒たちに、卒業を前にした気持ちを尋ねました。
「途中で何度もやめたいと思いました。けれど辞めずにここまでこられたのは、仲間の支え、お父さんお母さんの支えのおかげです。」
「私立でお金もたくさんかかったけれど、これからは僕が働いてお返しをします。」
「大学へ行かせてくれてありがとう。これまで精神的にも支えてくれました。」とどの生徒も感謝の気持ちを伝えてくれました
こんなにすてきな高校生に成長し卒業していきます。
社会に出て行くといってもまだまだ未熟な若者です。これからも人生の先輩として、どうぞ温かく見守っていただきたく思います。

卒業生のみなさんのご健康とご多幸と
神様の豊かな祝福をお祈りし私の式辞と致します。

二〇一四年二月二二日

聖ヨゼフ学園日星高等学校
校長 水嶋純作

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