入学許可者登校日によせて 校長講話

本年度より普通科は新しく総合コースと特進コースで出発します。皆さんは、その第一期生として総合コースに76名38名2クラス、特進コース8名でスタートします。  看護科5年課程は、多くの志願者の中から選ばれた42名でスタート します。  合わせると2013年度の1年生は昨年より17名増えて126名となります。  日星の仲間として、みなさんを迎えられたことに感謝し「おめでとう」の言葉を贈ります。

ここで少し目をつぶって、今日までの自分の歩みをふりかえってみましょう。進路を決めてから今日まで、自分ががんばったこと、先生や友だち、家庭の応援など、1分間思い浮かべてみましょう。

いかがでしたか?今どうしてここにいるのか、誰の支えがあったかそうしたことに思いがいったでしょうか?

126名のうち、推薦専願で来てくれた人が108名85%にのぼります。  一方、併願で入学する人は、少し複雑な思いがありますね。けれど、「仕方なく」ではもったいない。先輩の中でも「ここでがんばる」と決意をした人は、日星の中心で頑張っていますし、「日星で良かった」と卒業していっています。  数年前、小学校中学校で不登校だった人が入学し、一日も休まず卒業していきました。彼はこう言っています。  高校は義務教育ではありません。自分で決めて高校へ進んだ。日星高校へ入学することを決めたこと。そして人は変われる。すごいなって思います。  高校も大学も、どこの学校に入ったかが問題ではありません。  「どういう三年間を過ごすのか」「ここで何をするのか」が問題です。  だからこそ、みなさんに、今日、もう一回「選び直し」の決意をしてほしいと思います。  「なんのために高校に来たのか」「どういう高校生活を送ろうとおもっているのか」それをはっきりさせてください。 後でお話がありますが、作文に皆さんのこれからの決意を書いてください。 それが、高校生活の第一歩です。

次に、私たちは、どこにいるのかを確認したいと思います。  3年前の3月11日。まさに卒業式を終えたばかりの多くの中学生が被災し、昨日まで一緒に机を並べた友だちが津波で流され今日はいない。そうした困難を乗り越えて、今も仮設の校舎でがんばっている仲間がいます。私たちは、そうした方と「共にあり」「つながっていたい」と思っています。  先日も、生徒会主催の集いを行い、宮城県女川町の高校生が、困難に突き当たった時に「震災のせいにしない」を合い言葉に志と覚悟をもってがんばっているというお話をお聞きしました。

「生きたくても生きられなかった命」があります。  私たちは、神様から与えられ生かされている命をしっかりと生きていくことが大切なのです。

皆さんも、多くの人の支えによってつかんだ高校入学という夢を  この日星という舞台で、一生懸命に学校生活を送ること。そのことが、この舞鶴を元気にし、東北を始め世界中の困難に立ち向かっている人に対して、勇気と希望を与えることになるのではないでしょうか。

高校入学はゴールではありません。進学や就職は、みなさんの力を世の中のために生かす手段なのです。  日星高校の教育の目標は「人と共に」「人のために」「より豊かに」としています。  本校では、3年後5年後の進路だけではなく、10年後を見据え、どう生きていくのかを考えるためにチャレンジプラン3Cとして、コミュニケーション、キャリア、そして協働学習と豊かな体験を通じた学びのプログラムを用意しています。

部活でも、「日星の山中監督のもとで甲子園に行く」と毎日遅くまで頑張っている野球部。夏の大会は、先生も生徒、保護者、そして応援してくださる市民の方が一体となって盛り上がります。 「日星高校が元気になることで舞鶴を元気にしよう」とチアリーディング部や軽音、吹奏楽なども街にでて活躍しています。ボランティアも他のクラブも盛んです。    私たちの日星高校に舞鶴市や病院、大学、そして多くの市民の皆さん が応援と期待をしてくださっています。    街での日星高校の評価は年々高くなっています。舞鶴で一番勢いのある高校だと自負しています。その評価を一層確かなものにし、進路の可能性を広げていくのは、新入生の皆さん一人一人です。  先生達ももちろん応援します。けれどがんばるのはあなた方一人一人です。共に新しい日星高校をつくっていきましょう。

保護者の皆様にも、今日たくさんのことを説明をさせせていただきますが、どうか、生徒たちが、よい出発ができるよう、またうよい高校生活が送れるよう、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。