先月8月20~24日の東北ボランティアへ参加した生徒達の感想です。

◇今回、私は東日本被災地ボランティアに行って本当によかったと思いました。昨年12月に東北視察には行きました。正直視察だけでは「へえ、こんなに大変だったんだ」で終わってしまっていました。でも、今回実際にボランティアに行ってみると、まだまだ沢山の人の手がいるし、ボランティアが必要とされていると強く感じました。南三陸など被害の大きかった沿岸部はほとんど復興していませんでした。現地で生活している人達は、まだ仮設住宅で生活しておられるし、震災前に自分が住んでいた場所にはもう住めない方も沢山おられます。農家の人、漁師の人、高齢者の方、子どもなど、本当に沢山の方がボランティアを必要とされています。農家の方は農地が無く、満足に農業ができない状態です。ボランティアによって農地を開拓しないと、農家の方々は作業できません。農地を作るという1からの作業です。私も実際に体験しましたが、1日で出来るのはせいぜい1メートルくらいです。
高齢者の方々も仮設住宅で不便な生活をしておられます。私たちが話しをいっしょにするだけで、少しは楽しく過ごせるのかなと思いました。
ボランティアを通して感じたことは、①もう3年じゃなくて、まだ3年。復興はまだまだ進んでいない。②ボランティアはこれからも必要である。③震災で心に深い傷をおわれた方々は、今、一見明るく楽しそうにしておられますが、心の傷は決して癒えていない。④ボランティアの人数が足りていない。また、ボランティアスタッフの方も減ってきている。⑤ボランティアの人達はリピーターが多いということです。そして被災地のことは実際に被災地に行かないと分かりません。被災地に行った私たちが状況を話してもきっと半分以上伝わらないと思います。まずは見るだけでもいいから一度被災地に行ってほしいと思います。一度いけば、被災地への見方や考え方が変わると思います。一緒にボランティアをしていた人が、、ボランティアを始めたきっかけとして、ある人に「ボランティアに行って無駄になる人はいないよ」と言われたという話を聞きました。その通りだと思います。ボランティアは大変ですが、得ることも沢山あります。1人でも多くの人にボランティアに参加してほしいと思います。
そして、これからも、この学校はボランティアを続けていくべきだと思います。今回は東北でしたが、最近、災害がおきている福知山や広島など被害によって苦しんでいる人達の支援をしていくことも必要だと思います。

◇私たちが初日に訪れた仙台市は本当に復興したかのように見えましたが、次の日に訪れた南三陸町は仙台市とは比べものにならないくらいの差がありました。建物の数、人の数、どれもが少なく同じ宮城県の中でもこんなに復興の進み方に差が出るんだと感じました。南三陸町には大きなダンプカーや重機がありました。それは土地のかさ上げのためです。冬にもかさ上げの様子を見ていましたが、約8ヶ月の月日が経っても、まだまだするところが沢山あるように見えました。
今回ボランティアを通して学んだことは3年経ってもまだまだやらなければならないことが沢山あり、全然といっていいほど、復興は進んでいなかったことです。まだまだボランティアの手が必要です。私は学校のみんなにも東北の今の状況を実際に自分の目で見てほしいです。そして、私はまたボランティアに行きたいです。それがいつになるかわかりません。ですが、余りの衝撃で私はふとこう思ったのです。最後に、私は今回ボランティアに来れてよかったです。現地の方に「こうして来てもらえるだけで元気がでるわ」と言って下さいました。この言葉を聞いた瞬間今までの疲れがとれたかのように嬉しい気持ちになりました。