12月18日(木)クリスマスミサの前日、本校講堂においてクリスマス行事が行われました。その冒頭、今年で四度目になる被災地訪問の報告会が開催されました。宮城県名取市のゆりあげ地区の復興状況や生徒会が支援を続けている美田園わかば幼稚園の様子が動画で報告されました。その後、参加した生徒たちがその訪問で感じた想いを全校生に語りました。以下その報告です。

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私たち生徒会三名は、日星高等学校生徒代表として宮城県名取市に折り鶴と募金を届けに行ってきました。

はじめに美田園わかば幼稚園に折り鶴とプレゼントと募金を届けに行きました。そこで、佐竹園長先生の話を聞かせてもらいました。一番印象に残った話は、心のケアについてという話です。佐竹園長先生は、震災後に心に傷を負った人たちを助けたいと思い、宮城県の端から端まで傷を負った人たちの心のケアをされたそうです。佐竹園長先生ご自身も震災の被害に遭われ、辛いはずなのに、自分ではなく誰かのために何かをしようという気持ちがすごく伝わりました。

次に旧閖上中学校を訪問しました。そこの校門前のガードレールは倒れていたり、中学校の時計の針は、2時46分のところで止まっていました。中学校前にある「希望の松」のまえには津波の犠牲になった閖上中学校の生徒14名の指名が刻まれた慰霊碑がありました。遺族会の方々が「暑いときは私たちの手が日陰になるように、寒いときには温かくなるように」との思いを込めて、誰もが触れやすい高さに慰霊碑を作られました。

二日目は、閖上地区を視察・訪問しました。まだ復興ができていない場所があり、所々にはいつ壊れてもおかしくないような空虚の家がありました。荒浜地区にある慰霊碑には津波の犠牲になった人たちの指名が刻まれていました。氏名と年齢が刻まれているので、家族全員が犠牲になった人もいることが分かりました。

私は東北に行くまで、東日本大震災を人ごとのように考えていました。「舞鶴には災害は起きないだろう」と勝手に決めつけていました。しかし、今回宮城県に行き、思いが変わりました。写真や話、動画などでは感じることができない大切さを感じました。いつどこでどんな災害が起きるかは誰にも分かりません。そして、もし災害が起きたら自分の命は自分で守らなければ行けません。だからこそ、これまで起きた災害を参考にし、災害が起きたときに何をすべきか知っている必要があります。

皆さんに伝えたいことが二つあります。一つめは、誰かのために何かをしようとする勇気、生きる力、災害についての知識を身につけるということです。二つめは、東日本大震災、3.11を忘れないことです。心の中に残ることが被災地の方々が望んでいることだと思っています。だから、忘れないように皆さんの心の中に残ることを、私は願っています。