生徒一人ひとりにおたより・・・”ありがとう” 下村先生!

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音楽の新任で、今年教師生活1年目の下村かず葉 先生。2年1組の副担任を務めました。

離任式を終えて、最後のホームルームへ。

生徒一人ひとりに自作のおたより・・・。

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涙・涙・涙・・・ 素敵な出会いでした。

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ありがとうございました!・・・

”生かされている命を生き抜く” 終業式 校長式辞、離任式

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今年度、3学期の終業式が行われました。

以下は、学校長の式辞(同趣旨の学校だよりの記事)です。

 

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「生かされている命を生き抜く」~沖縄で考えたこと~

東日本大震災から4年目の3.11を迎えました。

私たちは、何に対して追悼をするのでしょうか。

それは、命と向き合うこと

生きたくても生きられなかった命があります。

 

TVでもたくさんの報道がなされていました。

4年前の3月11日は卒業式。そこまでいっしょだった友を失った高校生。

家族を失った高校生がいます。

身近な人の突然の死に、自分を責め続けてきたといいます。

「なんで私だけが生き残ったのだろう」と。

4年がたち少しずつ死をうけとめることができてきたと話していました。

 

一方で、高校生のがんばりもたくさんありました。

被災した高校の放送部が、仮設住宅でくらしている人にインタビューしたり、

音楽部やダンス部は、みんなを励ましたいと歌や演技に心を込めていました。

この3月、被災地でも多くの高校生が巣立っていきました。

一生けん命に生きてきた彼らの姿に勇気づけられます。

家族をなくしたからから、助けてもらってきたからと

今度は、人の役にたてるように、進路を考えていました。

保育所の保母さんになる人、東京に出て広い世界を知りたいと大学に行く人

その姿は希望でした。

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日星では2月27日に卒業式があり、99名がそれぞれの新しい未来に向かって卒業していきました。

私たちもまた、そうした東北でがんばっている仲間とつながろうとしてきました。

生徒会も寒い日に募金活動に立ちました。

閖上の佐竹先生から、今は、「震災後」でなく「災間」「災前」であり備えはあるのかと問われました。

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私は、3月10日から13日まで、2年生のみなさんといっしょに沖縄学習旅行にでかけました。

10日は、看護科はひめゆりの塔で祈りを捧げました。

70年前、病院と言っても地下の洞窟に丸太で棚をつくっただけのもの、看護の勉強もしないまま前線にかりだされた

多くの女学生が犠牲になりました。

アメリカ軍の砲撃で吹き飛ばされ、「お母さん、先生」と叫びながら亡くなっていった200名の女子学生、

男子学生もまた、中学生から伝令や自爆攻撃によって命を落としていきました。

沖縄戦で亡くなったのは18万人、そのうち沖縄の一般の人が半数を占めています。

アメリカの若者も1万人以上が遠い沖縄で亡くなっています。

3月11日は、読谷村のガマ(洞窟)の前で迎えました。

語り部の比嘉涼子さんの魂の訴えを聞き、私たち一人一人が命と向き合っていました。

チビチリガマでは、洞窟に逃れていた180名の住民のうち、83名が集団死をとげました。

そのうち半数が、18歳以下でした。毒の注射に並び、薬がなくなったら、鎌で頸動脈をきる、母親が赤ちゃんの首をしめるなど、それは地獄だったと。

そしてそれが戦争の姿なんだと教わりました。

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生きたかった命があります。無念の中で死んでいった命があります。

「比嘉さんの伝いたいことが心にしみ、涙が出そうでした。」

「命の重さを感じました。家族を大切にしようと思った。」

「もっと自分の身の回りの人に心配りができるようになりたいです。」

「看護師にちゃんとなることが私の務めです。」と語ってくれました。

「生きたくても生きられなかった命。私たちは、生かされている命をどう生きるのか―そのことを考えさせられました。」

命と向き合い、自分と向き合った時間でした。

比嘉さんから「皆さんは立派です。しっかり聴いてくれました。自信をもって進んでください」と送っていただきました。

 

今、ここに生きている私たち。

それは自分勝手に生きているのではありません。

生かされている命なのです。多くの家族の思いの中で生まれた命です。

神様にいただいた命という観点に立つならば

他者でも自分でも勝手に命を絶つことは許されません。

生かされている命をしっかりと生きること。

 

東北の被災地に何かできることはないかと聞いたときに、「募金やボランティア」と答える人が多くありました。

それはそれで大切なこと。でも本当にやらなくてならないのは、自分の命を大切に思い、隣にいる人の命を同じように大切に想うこと。

そして、今の命をしっかりと生きることではないでしょうか。

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高校生が同級生を殺した。18歳の少年が15歳の中学生を殺害した。

いじめでの自殺。近所の老人を近所の人が殺す。海外でもテロにあって亡くなる・・・そういったニュースが毎日のように報道されます。

生きたかった命があります。無念の中で死んでいった命があります。

 

そんな時代だからこそ「無念の中で死んでいった命、生きたかった命を思い出してほしい。あなたが自分の生をしっかりと生きていってほしい。」

との比嘉さんの言葉に真実があり重みがあります。

 

身近なところで互いの命を認め合い助け合うこと、足下の平和をつくること。

こうした「命と向き合う体験」を通して「命の大切さ」を感じ、互いに命の持ち主としてどう生きるか、

自分に何が出来るのかを考え続けていける日星高校であり続けたい。

そんな風に決意をした3月です。

皆さんのご協力で、学年末が迎えられたことに感謝申し上げます。

校長 水嶋純作

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その後、今年度で離任される先生方の離任式が行われました。

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離任されるのは、

山中隆生、小林洋子、荒堀明恵、北条智仁、中筋恵子、下村かず葉の各先生方。

お疲れ様でした。今後のご活躍をお祈り申し上げます。

お元気で・・・!