しっかりと組み合わされ、結び合わされ
愛のうちに建てられるのです。

「キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、
また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。」(エフェソへの手紙4-16)

私たちの身体はそれぞれ役割をもち、それが関節によってつなぎ合わされ、相互に支え合ってひとつを構成しています。
部分をつなぐのは結び目。結び目がなければ、部分はばらばらのままで、決してひとつのからだになることはありません。では、互いを結ぶ結び目とは何でしょうか。
それは愛なのです。この聖句では、キリストの教会を言っているのですが、学校や家庭に置き換えてみるとどうでしょう。

教会には、ステンドグラスが輝いています。ステンドグラスは、形も色も大きさも違うガラスがつながり合って一つの絵をつくっています。それぞれのガラスをつないでいるのが黒い部分、リブというそうですが、この部分が互いを結んでいます。
ある社長さんが、ステンドグラスを会社に例えて話されていました。
会社も、様々な人、様々な力量をもった人がいる。けれどそれがチームとして働かないと成果も上がらない。それぞれを結び合わせ意欲をもってがんばり合える、成長しあえるのは、知識や技能ではないんだと。
社員をつないでいくのは、「コミュニケーション」であり、そのベースは「互いへの尊敬と信頼、愛である」と語られていました。

学校においては、教室や職員室の中に、互いを生かし合う愛がなければ、それぞれがどんなに知識をもち技をもっていても、いい働きができない。ひとつになれないのです。
教室の一人一人はみんな違ったものをもっています。その違いを生かし、つなぎ一つにしていくのは、互いを大切に思う愛なのです。尊敬と信頼が愛の源泉です。

「心に愛がなければ、どんなに美しい言葉も相手の心に響かない」(コリント人へ手紙1の13)
一人だけの世界は小さい。教室の異なる人格、異なる意見が、時にはぶつかり合い、それでいて補いあうのです。そうすれば一人の時よりももっと豊かなものになる。
人と共にあるからこそできる成長なのです。
そこで大切なものが、お互いをつなぐコミュニケーションであり、尊敬と信頼なんです。
そんな学校を教室を作っていきたいものですね。

新しい年度が、互いの愛と信頼をもってつながっていく年でありますように。

4月学校だよりに    校長 水嶋純作