戦後70年、戦争を知っている人、戦争を語れる人が減ってきました。私たちが住むこの舞鶴にも「引揚記念館」があり、身近なところに戦争の爪痕を残しています。シベリア抑留とは何か、そこでどのような残酷な生活があったのか、また帰国を果たした後はどのように過ごしてこられたのか。こういった史実から学ぶことは何か。

今年の人権集会のテーマは、「引き揚げ」です。

講師は舞鶴引揚記念館の学芸委員 長嶺睦 様

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引き揚げに関して、歴史的経緯が史実に基づいて語られました。

地元舞鶴の人たちの献身的な思いやりやおもてなし・・・

悲惨な戦争の後の人の心の豊かさも語られました。

長嶺様ご自身の出身地でもある沖縄でのつらい体験も語られました。

ご自身の研究での聞き取り調査、これだけは後世の人たちに伝えて欲しいといわれた言葉、”軍隊が悪い、私たちを見捨てた・・・”も紹介されました。

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【生徒たちの感想】

◇シベリア抑留のことや沖縄での戦争についての話を聞き、すごく印象に残りました。捕虜になるくらいなら仲間同士で殺し合ったり本当に残酷だなと思いました。今はすごく平和なのかも知れないけれど、またいる戦争が起こるか分からないから、戦争に関することは知識をよくもっておきたいと思いました。(1年生)

◇悲しいことも嬉しいことも、時間が経つと忘れてしまうのが人間だと思います。でも、引き揚げのことのように、人々の記憶にとどめる必要があることは、今日のお話のように受け継いでいくべきだと改めて感じました。時代の変化と共に忘れられている出来事はたくさんあると思います。でもそういうものに目を向けていける人になりたいと思いました。(2年生)

◇知らないことが多く、学ぶべきことが多くありました。彼らのおかげで今の私たちが生きていること、そして70年間平和が続いていることに感謝します。私は大学に行っても将来仕事とをするようになっても、シベリアを経験していない私ですが、必ず子供たちに伝える義務があると思います。(3年生)

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長嶺様は、今年7月の芸術鑑賞にも講演に来ていただきました。

それを受けて、抑留と引き上げの音楽劇「君よ生きて」を1,3年生が鑑賞しました。

2年生にとっては、沖縄への学習旅行にとって良い学習の機会となりました。

ありがとうございました。