新年度1学期の始業式が行われました。

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今年は、9名の新任の先生方をお迎えしました。

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始業式校長講話

教室で新しい先生、新しい友だちといい出会いができたでしょうか。
4月は、クラス替えや、部活に後輩が入ってきたりで、環境が変わります。
  新しいスタートを切ることができるのが今です。
もう一度、みなさんが入学したときの決意を思い起こしてみましょう。
入学の時にどんな思いでいたのか
その決意や夢に向かって進んでいますか?
思い通りにいかないことの方が多いのではないでしょうか?
 今日は、「カマスの実験」という心理学の教科書にのっているお話をします。
“カマスという魚がいますが、皆さん知っていますか。主に塩焼きや干物として食されていますので、知っている人も多いのではないかと思います。
普通私たちが知っているのはヤマトカマスといって全長30㎝ほどの細長い魚です。カマスは、肉食でアジや鰯のような小魚を食べます。
このカマスを使った心理学の有名な実験があります。
空腹のカマスの群れを水槽に放ちます。そこに小魚を入れると次々に食べますね。これが普通の状態です。
実験はその水槽を透明な板で仕切ります。カマスが水槽の一方によりますね。
そして反対のカマスのいない方に餌となる小魚を放ちます。するとどうなりますか。
カマスは小魚を食べようと、透明な板に体当たりします。なんとか食べようと挑戦してみても成功しません。
何度も何度も透明な板にぶつかり、頭が傷ついてしまい最後にはあきらめておとなしくなります。
このような状態になった後で、その透明の板をはずし、カマスが自由に小魚を食べられるようにしてやります。
するとカマスはどのような行動をとるでしょうか。
普通に考えると、カマスは喜んで小魚を食べに行くはずですね。
ところがカマスは全く動かず、小魚を食べに行かないのです。小魚がカマスの目の前にやってきても何の反応もせず、
やがてカマスはそのまま飢え死にしてしまうそうです。何度この実験をしても、同じ結果になるそうです。
 この気力が無くなったカマスを元気に戻す方法がひとつだけあります。皆さんわかりますか。
正解は、新しい別のカマスを一匹、水槽に入れてやることなのです。
新しく水槽に入れたカマスは盛んに小魚を食べ始めます。
 これを見てさきほどのカマスは、「えっ、たべれるんや!」と気がつき、小魚を食べ始めるそうです。
 これは、去年、文化祭で福原さんが、のみの話としてしてくれた実験と同じです。普通1Mくらいジャンプするのみを、50センチくらいの箱にいれておくと
高く跳ぼうと思っても箱に頭をぶつけて跳べませんね。数日たって箱をとっぱらってものみは50センチくらいしか跳ばなくなる。
そのノミをまた1mまで跳ばせるのは、やっぱり新しいノミを入れてそのノミが1Mジャンプする姿をみて、また跳べるようになるというお話でしたね。
 これは、人がもっている「先入観」あるいは「固定観念」といって、経験を積み重ねる中でできてくるもので
3月に講演してもらった斎藤先生も「ここはつなみが来ない」という固定観念が多くの人が逃げることをしなかった原因としてあげられていました。

皆さんも「食べないカマス」や「跳べないノミ」になっていないでしょうか?
私たちは、目標を持って色々なことをやり始めますが、思い通りにならない、何回挑戦しても上手くいかない。

そういうことを繰り返す中で「できない自分」「どうせ」というあきらめの気持ちが生まれてしまいます。
 しかし、今、周囲の環境は大きく変わってきています。これまであった透明な板が無くなっているかも知れません。
それでも行動を起こさずじっとしているため、チャンスを逃していないでしょうか。
このような時には全く別の人のやり方をまねたり、聞いてみることも大切です。 実は、壁は自分で作っていることが多いのです。
勉強の壁、部活の壁、人間関係の壁、みんな自分が知らずにつくっています。
自分で作った壁なら自分で壊すこともできるのではないでしょうか。
何事も諦めず、やればできると努力すれはきっと新しい道が開けます。
AKB「365日の紙飛行機】にも
つぎのような歌詞があります。
人生は紙飛行機 願い乗せて飛んで行くよ
風の中を力の限り ただ進むだけ
その距離を競うより
どう飛んだかどこを飛んだのか
それが一番 大切なんだ ってあります。
そう、3年生もいよいよ進路の年、 面接で聞かれることは
どんな高校時代を送ってきたかです。
人間は強くありません。一人でいるとくじけそうになります。そんな時に支えてくれ、
前に進む力を与えてくれるのがクラスの仲間です。

看護科の4年生5年生も今日は参加してくれています。国家試験もチームプレーです。
今年の卒業生は、看護師国家試験に全員合格しました。4年連続100%合格です。

わからないところを教え合い、必死になって最後の追い込みをしていました。そうした力が、見事全員合格とつながりました。
今年の5年生のみなさんもやればできる力をもっています。みんなの心を一つにすれば、看護師への夢の実現に手が届きます。
 そうした皆さんのがんばりが、日星高校の評価を上げています。
今年の入学試験で受験生が増えましたし、明日入学する1年生は去年より27名多い144人です。
総合コース93名で3クラス、特進コース9名看護科42名です。3年生までの全校生徒数は380名、
5年生まで入れた全校生徒数は、454名(去年より40名の増加です)
在校生のみなさんが、よき手本となって、また、新入生を新しいカマスとして元気と勇気をもらって新しい日星を作っていきましょう。
 皆さん一人一人が、今年の目標を、具体的に決めて、夢を自分の手でつかみ取る1年になるよう努力する1年にしていきましょう。