静粛な雰囲気のもと祈りから始まりました。

1学期始業式 校長講話
桜が咲いたこの日に、こうして皆さんと新しい年度を始められることに感謝します。

去る3月4日、本校の合唱部のメンバーも参加した「Hemony for Japan in 茨木」という東日本大震災復興祈念合唱コンサートに私も行ってきました。
そこには、東北の被災地から3つの高校生が出演していました。

その中でとっても印象に残ったメッセージがありました。福島県いわき市の高校生のメッセージです。

「くりかえし咲くつぼみ
くり返し積もる雪
くりかえしの当たり前の生活
くり返し新しい出会いがある。
何度でも繰り返す、何度でも
でも、その時はたった一度
だから大切にしなければならない。」
 
この後に合唱を聞かせてもらったのですが、心が震えました。
震災・津波・そして原発事故で今もふるさとへ帰ることができないでいる仲間たちを思い、家族があること、学校に通えること、友達に会えること、そんな「当たり前の毎日の暮らしのかけがえのなさ」そして「未来への勇気を」感じさせてくれたのです。

私たちと同じこの空の下で、困難を乗り越えて頑張っている仲間がいます。
世界中で貧困や戦火の中でも笑顔で頑張っている仲間がいます。
私たちも彼らとつながっていきたいと思います。そのために私たちにできること・・・それは、「今、この場所で」「当たり前の毎日を」「けれど、たった一度しかない今という時を」しっかりと生きることではないでしょうか。

さて、みなさんもこのいのちが芽吹く素敵な季節に、教室で新しい先生、新しい友だちと素敵な出会いができたでしょうか。
 4月は、クラス替えがあったり部活に後輩が入ってきたりで環境が変わります。

 だからこそ、新しい可能性を求めて新しいスタートを切ることができるのです。
 もう一度、みなさんが入学したときの決意を思い起こしてみましょう。
 「入学の時にどんな思いでいたのか。どんな高校生活を送ろうと思ったのか
 思い出してみましょう。

どうでしょう。その決意や夢に向かって進んでいますか?
3年生にとっては、いよいよ進路決定の年、 面接で聞かれることはどんな高校時代を送ってきたかです。まだ遅くはありません。
どんなことでもいい、こんな思いでこんな事に打ち込んできたと言える日々を作っていくことができるのです。その努力の足跡が、人生を作っていくのです。
 
けれど、人間は強くありません。一人でいるとくじけそうになります。そんな時に支えてくれ、前に進む力を与えてくれるのがクラスの仲間です。
受験もチームプレーです。
 
看護科の4年生5年生も今日は参加してくれています。国家試験もチームプレーです。今年の卒業生も、看護師国家試験に全員合格しました。
5年連続100%合格です。
今年の全国の合格率は88.5% 63000人の人が受験して55000人が合格ですから、8000人の人が不合格なのです。ですから本校の看護科生の合格率が100%というのは凄いことなのです。
昨日、中野先生と丸山先生がラジオに出演して語っていましたが、みんなで合格の喜びを味わおう!とみんなでわからないところを教え合い、必死になって最後までがんばっていました。そうした力が、見事全員合格とつながりました。
 今年の5年生のみなさんもやればできる力をもっています。みんなの心を一つにすれば、看護師への夢の実現に手が届きます。

 野球部も3月の末から1週間、和歌山遠征に行っていました。今年こそ甲子園に行くという息吹を感じます。けれど、勝利のイメージをもっともっと膨らませないと勝てません。あのわかさスタジアムで、甲子園で勝って、涙を流しながらチームメイトと校歌を高らかに歌っている自分たちの姿をイメージしていくのです。 
そんな思いで今日の校歌を歌っていましたか? トレーニングとは、グランドだけではなく、教室の、講堂の当たり前の毎日の積み重ねなのです。

 そうした皆さんのがんばりを応援しています。
 
今年の入学試験で受験生が増えましたし、明日入学する1年生は120人です。
3年生までの全校生徒数は去年より2名少ない378名、5年生まで入れた全校生徒数は、449名となります。

 皆さん一人一人が、今年の目標を、具体的に決めて、夢を自分の手でつかみ取る1年にしていきましょう。先生たちも新しいメンバーを迎え、みなさんとの出会いを心待ちにしていました。 
在校生のみなさんが、よき手本となって、また、新入生から新しい息吹と勇気をもらって新しい日星を作っていきましょう。