本校合唱部(中野紗織先生指導)も参加する舞鶴中高生合同合唱団の指導に大阪音大の本山秀毅教授が来てくださいました。

中野先生の大学時代の恩師で今もお世話になっており、超忙しいスケジュールを縫って舞鶴に来てくださいました。

日星の夜の音楽室に素晴らしい歌声が広がりました!

本山先生のFacebookより転載させていただきました。

歌声の拡がり
「Harmony for Japan 2018」の準備が進んでいる。先日も「管弦楽と信長貴富作品を歌う公募合唱団」の練習があり、150名を数える参加者の皆さんの熱い歌声が会場を満たした。
この企画も開催以来6回目を迎え、参加される団体の中には、この催しを一つの目標に練習を重ねられる団体もあると聞く。それを受け止めるわれわれは、それぞれの団体がただ演奏を披露するだけの催しにならないようにと留意している。どちらにせよこの場を目指して音楽を積み重ねて下さるということは、われわれにとっても非常に嬉しいことであり、そのために最良の環境整えるための意欲もわくのである。
今回、3回目の参加を数えるある団体がある。それは京都府舞鶴市から参加している舞鶴市内の中高生の合同合唱団で、彼らは合唱部の合同演奏と言うより、市内の歌うことの好きな生徒たちが熱心な先生の呼びかけに応じて集い、合唱団を形作って参加している。その練習も月に数回と、ペースのゆるい集合体で、初回の参加時には演奏のレベルも意識も決して充分とは言えなかったが、回を重ねるごとに生徒の表情や音楽の豊かさが増してきている。
この合唱団は、私の勤務先が学年に声楽科学生を100名以上も抱えていた頃の卒業生で、現在は高等学校の先生をされている方が、志を同じくする市内の中学校の先生と共に生徒らに呼びかけて結成されたものである。彼女は卒業後も熱心に合唱指導についての質問を重ねて、遠く大阪まで講習会に参加していた熱心な先生であり、私自身も、この活動に結びつく前にも何度か舞鶴市へ合唱指導にお伺いした。今や舞鶴市内に一般の合唱団も含めて多くの指導を行うまでに発展された彼女が最も力を入れている活動が、今回参加の中高生の合同合唱なのである。
Harmony for Japan の開催されているときは、彼らの演奏も気にはなるのだが、私自身気にしなければならないことがあまりにも多すぎて余裕を持って耳を傾けることができなかった。私はできることなら発表の前に彼らの練習に伺ってしっかりとメッセージを共有し、音楽的なアドバイスをしたいとかねがね思っていた。急な申し出に彼女は快く応えて下さり、私は昨日再び舞鶴市を訪れたのである。
各校から日曜や休日に集う彼女たちたちは、通常の部活のような十分な練習時間もなく、先輩後輩の厳しい関係も伺えない。そのことがかえって「歌うこと」を求めてこの場所に来ているという意識を生み出し、本来音楽が備えている自然な表現意欲につながっているようで、好感が持てた。さん時間にもおよぶ練習は瞬く間に過ぎない、彼女たちは非常な集中力で取り組んだ。
おそらく初めて見聞するような内容もあったに違いないが、それらを全身を耳目にして受け止めている姿が印象的であった。
最初は緊張や戸惑いも感じられたものの、声が重なり合い合わさって行く様子が自ら実感出来始めてからは、音楽に輝きがある生まれて表情にも豊かさがはっきりと見て取れるようになったのである。
聞くところによると、多くの舞鶴市内の中学校では「群青」が歌われていて、Harmony for Japanでその感動を直接感じた先生方や生徒らがそれをシェアすることで、歌声の輪が広がっている、とのことであった。
なによりこの催しをひとつの目標として、志ある人たちによってこの街に歌声の輪が生まれ、多くの生徒たちが目を輝かせながらそこに集っていることは、非常に意味のあることだと感じた。
今回はまた、いつもこの地での合唱活動を暖かくサポートして下さっている日星高等学校の水嶋校長先生、そして一昨年、自らバスのハンドルを握りこのメンバーを大阪へ連れて来てくれた朋友三村氏ご夫妻とも再会を果たせた有意義な訪問となった。
Harmony for Japanの本番来月3.4日が、われわれにとって重要なのは言うまでもないが、今回、この催しに向かうグループがそれぞれの歩みを重ね、成長していることを感じることになり、改めて歌声が集うことの意味を確認することになったのである。