校長講話「体育祭をふりかえって」
2018年6月8日
みなさんおはようございます。体育祭が終わりましたね。
廊下で1年生の人に「体育祭はいかがでしたか」とインタビューしました。
するとその生徒は、「初めての体育祭だっし、とても楽しかった」と笑顔で答えてくれました。
今日は、「楽しさ」そして「葛藤」というキーワードをもとに体育祭を一緒に振り返ってみたいと思います。
(中略)
いろんな課題はありましたが、みんなの「一生懸命」と「笑顔と汗」「一致団結」でやりきった体育祭になりました。

日常の生活で大切にすることは何か、体育祭や文化祭などの学校行事、また、こうした朝礼をどんな風につくりあげていくのか。高校生として、また、日星高校という一つのチームの一員として守るべき事は何か、社会の一員としての責任は何かなど、人生は選択です。葛藤です。みなさん一人ひとりが、自分のこととして考えていってほしいと思うのです。

英語に自動詞と他動詞というのがあります。
私は「楽しさ」にも2つの意味があると思います
一つは、自動詞風で「自分が楽しい。自分が楽しむ」と言う「楽しさ」
例えば、ゲームをしたり、友達と遊んだりといった、自分が楽しむための楽しさです。
もう一つは、他動詞風で「自分が頑張って、だれかを楽しい気持ちにさせる。」だれかに役立つ楽しさです。
そうした観点で体育祭を振り返るならば、さまざまなドラマがありました。

閉会式で、「総合優勝 ピンク!」と放送があったときに、団長の目から思わず涙がこぼれました。「自分は目立つ方じゃないし、みんなを引っ張る自信はなかったけれど、引き受けてよかった。」「みんなでやりとげた喜び」の大きさを感じた涙だったでしょう。

黄色の解団式では、団長が「私が、十分でなく優勝できなくてごめんね」という風に言った時、長倉先生が、「結果は結果だけど、大切なことは、プロセスや」と話されていました。プロセス、これまでどれだけ努力をしてきたかが大切やというお話、私もぐっときました。

色演技の採点は、当日は僅差でしたが、青組の優勝の背景には、団長のリーダーシップがありました。練習期間中、毎日声かけし、チャイムと同時に開始し、時間通りに練習を終えていました。常の力は、当日のパフォーマンスより大きいと、彼女からも学びました。

走るのは苦手だけど、1000Mを一生懸命に走った人。伴走したりゴールに思わずかけより抱き合ったりした人たち。
足が不自由だけど100mで一生懸命に走ったT君の姿もかっこ良かった。

混合リレーで、前の女子走者の靴が脱げて、半周の差ができたところで、バトンを受けた3年のM君が、それでも全力を出して走り切った姿。また、転んでもすぐに起き上がって追い上げた3年のT君。あきらめず最後までやり抜いた姿は、最高にかっこ良かったです。

これは一部ですが、そうした姿がたくさんのところで起こっていたのだと思います。勝敗を超えて、共にやり終えた感動を味わい、みんなで「ご苦労さん。楽しかったね」って言い合えるそんな素敵な一日でした。これこそ、みなさんの「最高の思い出」ではないでしょうか。
すばらしい力をもった皆さんです。そんな私たちに自信をもっていきましょう。

土曜日の夜のTVで「大人の流儀」という本を書いた伊集院静さんが出演し、今の若者に伝えたいこととして次の様に言っていました。
「自分だけのために生きるな、仕事とは自分以外の誰かを豊かにするものだ」
私たちには、誰かを幸せにできる力があるのだと。

人は、喜びや幸せも分かち合うように神様に作られています。
日星高校のモットーは、To be with、To be for、To be more
「喜んで人のためにという生き方。」そうした自分の使命を見いだし、発見し、
のばしていく経験ができるフィールドがここにあります。

「人は見た目が9割」といいますから、外見も大切です。けれど、内面からのもっともっと素敵な輝きが、かっこ良さが、みんなの中にあります。それが、人々に感動を与えます。みなさんも気づいています。なかなか素直にはできないけれど、迷いながら、葛藤しながら、大人の流儀を身につけていってほしいと思います。

これが、私のふりかえりです。
みなさんの振り返りの役にたてることを願っています。