3日は第一回オープンスクール
幼稚園の講堂で全体会のあと、授業体験に参加しました。

校長メッセージ

ようこそ日星高校へ

みなさんには、夢がありますね。高校へ行きたい。看護師になりたい。大学へ行くぞ。日星野球部を甲子園につれていくぞなどなど。そしてまだまだ形にならないたくさんの夢の種があります。そんな夢の種を育てていくところが高校です。

みなさんはたくさんの可能性をもっています。

けれども、その夢が突然たたれてしまったらどうでしょう。

皆さんも知ってるように、京都アニメーションが爆破されて35人の若者がなくなるという痛ましい事件がおきました。私も先日、「響けユーホニアム」をみてきたばかりで、あのアニメは京アニ制作だったのだとびっくりしました。私の宇治の友人も「ひびけユーホニアム」の続編の打ち合わせに京アニへ行ったところだった」と連絡がありました。

残念ですがなくなった命はもどってきません。けれど、私たちに出来ることはないのでしょうか。

私たちの中にもある「ねたみ」が「憎しみ」を生み、憎しみが「いじめ」や「暴力」を生んでいきます。ならば、このような事件が起こらないためにどうすればいいのか。私たちみんなにつきつけられている問いではないでしょうか。

アニメーションは、今や日本の代表的な文化です。私も生徒と一緒にカナダの学校を訪問しますが、日本語教室には、アニメの雑誌やマンガ、そしてDVDがたくさん並んでいます。

アニメは、私たちに、わくわくするような世界を見せてくれます。

なくなったアニメーターたちは、アニメが大好きでした。何よりも彼らの夢は、「アニメを通して、人々に夢や希望を与えたい」いうことだったのではないでしょうか。

だからこそ世界中の人の涙と共感をよび、京アニ支援のファンドが立ち上がったり、なくなった方や京アニへの支援のお金も数億円を超えたりと報道されています。

今日来て下さったみなさんに私からお伝えしたいことは、「何のために」です。

夢を叶えることは一人ひとりの自己実現であり個人の幸せです。誰もが夢を追いかけて幸福になりたいと思っています。けれど、そのみなさんの一人ひとりの自分の夢の実現や生き方を自分だけのものとせず、人々や地域社会の世界の幸福につなげていって欲しいのです。

宮沢賢治の残した言葉に「全世界が幸福にならないかぎり、個人の幸せはありえない」とあります。津波でたくさんの子どもが亡くなった宮城県の元大川小学校の壁画にも書かれています。この言葉の前に立ち、自分の幸せは、世界の人々の幸せとつながっているかと自問します。お金もうけができれば幸せですか。有名大学やいい会社に入れば幸せですか。

大学受験に向かう勉強も、看護の勉強も一つのハードルです。けれど、自分の勉強が、人の幸せや社会全体の幸せにつながっていれば、やりがいのある仕事です。「私ががんばることが、この町を元気にする。私のがんばりが苦しんでいる人を救う助けることになる」と夢の向こうにあるものが見えたならば苦労は乗り越えて行くことが出来るのです。

日星高校のモットーは「喜んで人のために」であります。人々と共に、人々のためにより豊かな人生の基礎をつくっていくところが、日星高校です。

そうした「何のために」を考え、人とつながるチャンス、この町を元気にする様々なチャンスが、どこよりも日星高校にはあります。だから「夢はここから」なのです。その夢を叶える道筋があなたのストーリーを作ります。今日のオープンスクールが、みなさんの夢を叶える第一歩、新しい夢の種を見つける第一歩になるよう先生方も生徒も準備をしてきました。どうぞ楽しんでください。